用語集:経営ナレッジの資産化シリーズの独自概念
このシリーズでは、既存の言葉では言い表せない考え方に、独自の名前を与えてきました。ここは、その概念の定義集です。各語の定義の初出はいずれも著者の書籍にあり、正典定義(凍結)とウェブ解説の二層で掲載しています。
土台の概念
第1作『経営ナレッジの資産化』より
経営ナレッジの資産化
経営者やベテランの頭の中にある暗黙知(判断基準、勘どころ、美意識)を、AIとの対話を通じて言語化し、会社に継げる形のデジタル資産に変えていく取り組み。
第二の脳
自分の知識や経験、ものの考え方をAIに写し取った、いわば思考の写し身。
育つAI
従来の「忘れるAI」と対をなす概念。
DNA
判断基準、思考パターン、理念、美意識の総体を指すシリーズの用語。
ノイズ排除の原則
第二の脳に入れる素材を、自分の口から出たもの、自分が書いたものだけに限る鉄則。
三つのノート
第二の脳の主食となる三種類の記録。
初段・四段の法則
独力で初段になれなかった分野でAIを使って四段を目指すのは難しいが、すでに初段以上に達している領域にAIを投入すれば、四段への近道になるという経験則。
集合知脳
個人の第二の脳が純度を重視するのに対し、組織の複数のベテランの判断基準を、誰の基準かという出所を明示しながら蓄積していく、会社の共有頭脳。
『思考の資産化』の概念
第2作・本書より
思考の資産化
完成した文書ではなく、そこへ至る思考の過程を、AIと「書く」ことで言語化・蓄積し、第二の脳という資産に変えていくこと。
相互研磨
自分が語るほど第二の脳が育ち、育った脳の問い返しと初稿が自分の思考を研ぎ澄まし、研がれた自分がさらに濃いDNAを注ぐ、という双方向の関係。
研磨サイクル
AIに書かせ、ダメ出しをし、初稿が自分の思考に近づいていくのを確かめる反復のこと。
クローズドブック・テスト
ウェブ検索を禁止した状態でAIに記事などを書かせ、第二の脳の蓄積だけでどこまで書けるかを見る測定法。
スクラップ脳
他人のウェブ記事などを手当たり次第に取り込んでできる、自分の思考が写っていない切り抜き帳。
思考の複利
書くたびに新しい概念が第二の脳に積み重なり、次の執筆がさらに速く、より自分らしくなる循環。
方法論の系譜
既刊より