用語集|土台の概念
経営ナレッジの資産化
けいえいナレッジのしさんか
経営ナレッジの資産化とは、経営者やベテランの頭の中にある暗黙知を、AIとの対話で言語化し、会社に継げるデジタル資産へと変えていく取り組みです。
経営者やベテランの頭の中にある暗黙知(判断基準、勘どころ、美意識)を、AIとの対話を通じて言語化し、会社に継げる形のデジタル資産に変えていく取り組み。シリーズ全体の旗艦概念であり、第1作の書名。
出典:『経営ナレッジの資産化』(2026年)にて初出。定義文は『思考の資産化』巻末付録「シリーズ概念集」に収録。
もう少し詳しく
会社にとって最大の財産が、経営者やベテランの頭の中にしかない、という問題は昔から知られていました。その人が引退すれば、長年の判断の勘どころもろとも消えてしまいます。従来これは「ノウハウの共有」や「マニュアル化」と呼ばれてきましたが、言葉にしにくい暗黙知は、書き出そうとしても紙の上からすり抜けてしまいました。熟練の職人が、自分の手つきを弟子に口で説明しきれないのと同じです。
経営ナレッジの資産化は、この言葉にならない部分を、AIとの対話を通じて少しずつ言語化し、会社に継げるデジタルの資産へと変えていく取り組みを指します。単に社内の書類を一か所に集めることと混同されがちですが、集めるべきは完成した結果ではなく、なぜそう判断したかという過程、つまりDNAです。個人の頭の中を写した「第二の脳」を出発点に、複数のベテランの知見を束ねた集合知脳へと広げれば、会社そのものが継げる形に近づいていきます。