用語集|『思考の資産化』の概念
思考の資産化
しこうのしさんか
思考の資産化とは、完成した文書ではなく、そこへ至る思考の過程を、AIと「書く」ことで言語化・蓄積し、「第二の脳」という資産に変えていくことです。
完成した文書ではなく、そこへ至る思考の過程を、AIと「書く」ことで言語化・蓄積し、第二の脳という資産に変えていくこと。本人にしか積めず、時間をかけてしか育たない資産である、という投資家的な含意を持ちます。本書の書名であり、手法の名前です。
出典:『思考の資産化』(2026年)巻末付録「シリーズ概念集」より
もう少し詳しく
文章の書き方やAIの使い方をめぐる話は、これまでたいてい、完成した原稿をどれだけ速く楽に仕上げるか、という一点に向かっていました。そこでは、書き上げるまでに考えたことは使い捨てで、成果物は完成原稿だけです。思考の資産化は、この主役と脇役をひっくり返します。価値の本体は、完成した文書ではなく、そこへ至る思考の過程のほうだと考えるのです。
その過程をAIと「書く」ことで言語化し、蓄積し、「第二の脳」という資産に変えていく。これが思考の資産化です。AIで原稿を手早く仕上げる効率化と混同されがちですが、目的地が違います。投資家的な言い方をすれば、これは本人にしか積めず、時間をかけてしか育たない資産です。今日語ったDNAが、明日の執筆を速く自分らしくする。この時間を味方につける効き方は思考の複利と呼び、育てた脳が持ち主を育て返す関係は相互研磨と呼びます。
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