用語集|土台の概念

初段・四段の法則

しょだんよだんのほうそく

初段・四段の法則とは、すでに初段以上に達している領域にAIを投入すれば四段への近道になるが、独力で初段になれなかった分野では難しい、という経験則のことです。

独力で初段になれなかった分野でAIを使って四段を目指すのは難しいが、すでに初段以上に達している領域にAIを投入すれば、四段への近道になるという経験則。書くべきテーマはあなたの本業にある、という本書の主張の土台です。

出典:『経営ナレッジの資産化』(2026年)にて初出。定義文は『思考の資産化』巻末付録「シリーズ概念集」に収録。

もう少し詳しく

AIを使えば、どんな分野でも急に詳しくなれる気がします。実際、まったく知らない領域でも、AIはあなたを手早くそこそこの水準まで引き上げてくれます。ところが、そこから先が違うのです。将棋の段位でたとえると、AIは誰でも初段くらいまでは連れて行ってくれますが、独力で初段にもなれなかった分野で、AIの力だけを頼りに四段を目指すのは困難です。

初段・四段の法則は、逆に、すでに初段以上に届いている領域へAIを投入すれば四段への近道になる、という経験則です。AIが最も力を発揮するのは、ゼロを一にする場面ではなく、あなたの中にすでにある蓄積を掛け算する場面だからです。ですから、本を書くならいま流行りのテーマを新しく勉強して、と考えられがちですが、それはこの法則の逆を行く選び方です。書くべきテーマは、あなたが長年の判断を積み上げてきた本業にあります。そこにこそ、思考の資産化で掘り起こすべきDNAの鉱脈が眠っています。

関連する概念

書籍『経営ナレッジの資産化』表紙

『経営ナレッジの資産化』

この概念の初出書籍。ベテランの暗黙知を「育つAI」で継げる資産に変える手法を、平易な言葉で案内する一冊です。

← 用語集の一覧へ戻る